2007年8月26日
【子どもとことばと心のセミナー】
「ミニ報告」
初めは、いつもどおり、参加者の心をほぐし、短時間で「仲良しになれる」ウォーム・アップ
(担当:尾上)
小学校の国語の教科書によく使われている、アーノルド・ローベル作「お手紙」というお話しを題材に、
「一瞬にしてコミュニケーションの本質をつかむ!」講義
(担当: 宮川)
子どもが、ジュースを無駄にして捨てないように、「分け方」体験!?
その後、「子どもをどう育てるか」「子どもが林間学校で怪我をした緊急時にどう対処するか」について、皆で考えあいました。
(担当:帆足)
ドラマセラピー (担当:尾上)
ウォームアップ「気分をあてて」
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午前中の題材「お手紙」を急遽、即興ドラマにしたくなった尾上が、役者ぞろいの参加者の協力のもと、ドラマセラピー的な演出で創りました。
がま君を喜ばせようとした、かえる君からのリクエストに応えて、お手紙を届ける4日間の旅に出発するかたつむり君。
道中、行く手を阻む、「塩まきババァ」「ギラギラ夏の太陽」に会い、鳥に食べられそうになりながらも、「木陰」や「鳥のお母さん」に助けられて、無事ミッションを果たしました!
次に、「なぜか友だちに暴力をふるってしまう花子ちゃんの心をひらく、先生の対応」をドラマで体感・考えあうワーク
(自分のことで忙しく、あまり花子ちゃんの面倒を見ないようすのお母さんと、ちょっと暴力をふるってしまうお父さんからの、ストレスを溜め込んでいたようなのです・・・)
子どもの心に寄り添う先生の誠実な働きかけで、花子ちゃんの心がどんどん変わっていく!
最後は、暴力をふるってしまったお友達に、素直に謝ることができる気持ちになりました。
ミラーイングはとても有効だけど、タイミングが難しい・・・。
このようなシリアスなドラマを演じあい、深く共感しあうためには、そのメンバーたちが、たくさん笑った楽しいときを共有しておくことが、必要だと考えています。ウォームアップは、そのためにも必要です、絶対に!いつもどおり、盛りだくさんな一日でしたが、時間はいくらあっても足りない感じです。
そして、最後はみんなで真剣にシェアリング。
演じることが大好きな方も、見て学ぼうとする方も、皆一体となって、いろいろな「気持ち」を分かち合いました。
今回は、教師を目指している方が多かったです。ほかにドラマセラピーを知りたい、より深く学びたいという方がたもいて、皆さん意欲的に参加してくださいました。